知っておきたい!「尺貫法」「メートル法」とは?

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、家づくりを考えている方にぜひ、知っていただきたいお話です。
家づくりでよく使う『尺貫法』『メートル法』について、ご紹介いたします。

家づくりで間取りを考える際などに、よく耳にする言葉に『』『(すん)』『(しゃく)』『(けん)』があります。

これらは、長さや幅をあらわす単位です。

「部屋の広さは◯㎡」など、このような表記がよく見られると思います。

現在、一般的に使われているのは『メートル法』と呼ばれるものです。
これは法律でも義務つけられており、取引上の計量には国際基準であるメートル法を用いることとされています。
そのため、建築業界も図面上の寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

ですが、実際の建築現場に行くと、職人の方たちが
「1寸5分(いっすんごぶ)」や
「3尺5寸(さんじゃくごすん)」など
「寸」「尺」「間」といった単位を使われています。

この「寸」「尺」「間」は、かつての日本独自の単位で『尺貫法(しゃっかんほう)』と呼ばれています。

なぜ、昔の単位が使われているのでしょうか?

それは、人の体にフィットするような柔軟性が秘められているからです。

起源から見てみると、その秘密が分かります。
メートル法の起源は1791年に、地球の北極点から赤道までの子午線弧長の1000万分の1として定義されています。
つまり、メートル法は地球を基準とした単位だったのです。

それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。
1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、
1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、
1間は人の身長を基準としています。
こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。

この人の体を基準とした尺貫法の最も分かりやすい例が、畳です。
畳の単位は、「1畳(いちじょう)」と呼ばれ、この『(じょう)』という単位は縦6尺、横3尺となっています。
古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。

この畳の横幅の3尺が、家づくりの基準となっています。
3尺はメートル法に変えると910mmです。

家の設計図を見ると、この3尺を基準として作られていることが多いです。
柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどがこの3尺の倍数になっていることが多いです。

また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に収まるように作られていることが多く、効率よく配置されるようになっています。

「建材」と呼ばれる家を建てるために必要な材料も尺貫法であるものが多く、メートル法での建材より多く流通しています。
そのため、建材にかかる材料費をメートル法での建材より低く抑えられるといった利点もあります。

そんな建築業界以外では馴染みがなかった尺貫法ですが、今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。

気になる方は、家のいろんな箇所を測ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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お風呂掃除のポイント

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

いつも使っているお風呂、気づかないうちに汚れがたまっていたりしませんか?
お風呂場は湿気が多く、汚れやカビが発生しやすい場所でもあります。

湯垢やカビが目立ってきてからお掃除をしても、頑固な汚れはなかなか落ちず、苦労する方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、『お風呂掃除のポイント』を汚れの種類別にご紹介いたします。
ぜひ、お風呂掃除の参考にしてみてください!

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ピンク汚れ
お風呂場の床や壁、排水口の周りがピンク色になっていたり、シャンプーなどの容器がヌメヌメしていたりすることはありませんか?
これは、ピンク汚れと言います。
カビだと思ってしまう方が多いようですが、実は「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種が、目で確認できるほどにまで繁殖してしまったものです。

・お掃除ポイント
ピンク汚れは、除菌・殺菌することが最も重要です。
除菌成分配合の洗剤を使い、スポンジなどで擦り洗いをしましょう。
また、ピンク汚れは湿度の高い場所に発生しやすいです。
日頃から窓を開けたり、換気扇を回したりなど、空気の入れ替えをするようにしましょう。


黒カビ
黒カビは、正式名称「クラドスポリウム」という菌類で、石鹸カスや皮脂汚れなどの汚れを栄養源として繁殖します。
浴槽の縁(ふち)やゴムパッキンなどに根を深く張って潜んでいるのが特徴です。
発生した胞子を吸い込んでしまうと、喘息やアレルギーを引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

・お掃除ポイント
黒カビは、水気を拭き取り、カビキラーやカビハイターなどの塩素系漂白剤を使って除去するのが効果的です。
しかし、塩素系漂白剤は強力な洗剤なので、掃除を始める前に商品に記載されている注意書きをよく読んでから使用するようにしましょう。
カビの範囲が広い部分には、一気に掃除できるスポンジを使い、範囲の狭いところは使い古しの歯ブラシを使うなど、カビの生えている範囲によって道具を使い分けることも大切です。
また、黒カビは塩素系漂白剤を塗った上からラップをかぶせ、パックすることで、さらに落としやすくなります。


湯垢
浴槽にお湯を入れたままにしておくと浴槽の縁に湯垢と呼ばれる汚れができます。
湯垢とは、石鹸カスや水カス、皮脂汚れなどが混ざってできたもので、ぬるぬるとした白い汚れです。
目に見えにくい汚れですが、ぬめりや浴槽が黒ずむ原因になります。

・お掃除ポイント
入浴後、お湯を抜かずに200mlのお湯に対して重曹40ℊ程度を混ぜ合わせ、一晩おきます。
お湯を抜いてから、スポンジに重曹を多めに取り、軽く擦ることで、湯垢をキレイに落とすことができます。


水垢
お風呂は水を多く使うため、どうしても水垢が溜まりやすい場所です。
水垢は、水道水に含まれるミネラルが結晶化し、こびりついたものです。
鏡や蛇口、シャワーヘッドなどによく見られます。
水垢は菌類の一種で、放置するとカビの原因となるため、こまめに掃除しましょう。

・お掃除ポイント
水垢は、アルカリ性の汚れなので、酸性洗剤が効果的です。
酸性洗剤に含まれている酢酸は、水垢や石鹼カスを分解して落としてくれます。
また、クエン酸や重曹を使う方法も効果的です。
スプレーして、スポンジで擦り洗いしましょう。
水垢がとれたらシャワーで洗い流して、水切りワイパーやタオルで水気をとりましょう。


お風呂場をキレイに保つためには、湯垢や水垢を防ぐことも大切です。
防ぐためのポイントは、汚れはその日のうちに落とす・水気はよく拭き取ることです。

ぜひ、参考にしてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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身近にあるものを活用した「エコなお掃除」

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

梅雨の時期は、家の中で過ごす時間が多くなるので、家の中のお掃除に最適なシーズンでもあります。
湿度が高いこの時期は、汚れが水分を吸うため、乾燥している時期に比べて、油汚れなどが落としやすくなります。

そこで今回は、身近にあるものを活用した『エコなお掃除』についてご紹介いたします。

ぜひ、お掃除の参考にしてみてください。


~エコなお掃除アイテム「重曹水」&「酢水」~
重曹水
重曹は、油汚れなど酸性の汚れに威力を発揮します。
油汚れがつきやすいレンジやガスまわり、電灯のかさやエアコンのフィルターにも重曹は大活躍します。
お掃除アイテム「重曹水」の作り方は、水100mlに対して重曹小さじ1(5g)の比率で混ぜるだけです。
重曹水は、キッチンや冷蔵庫の中の油汚れ、お風呂場や排水溝の皮脂汚れなどを落とすのに便利です。
頑固な汚れには、つけ置きも効果的です。
また、重曹水は消臭にも役立ちます。
消臭スプレーと同じように、お手軽な消臭スプレーとして便利です。

酢水
酢は、水回りなどアルカリ性の汚れに強いです。
お掃除に使用するのは、安い醸造酢でOKです。
独特のニオイが気になる場合は、クエン酸を使いましょう。
酢で作るお掃除アイテム「酢水」の作り方は、水100mlに対して酢50mlです。
分量の割合は、酢1:水2~3です。
スプレー容器などに入れておくと便利です。
酢水は、お風呂場の白くなった水垢や、蛇口についた水垢などに効果的です。
また、汚れを落としたい場所をキッチンペーパーに酢水をしみこませてパックしたあと、スポンジや歯ブラシなどでこすることで、さらに汚れが落ちやすくなります。


~お掃除に使える万能アイテム「新聞紙」~
窓・網戸
霧吹きなどを使って窓を濡らしたら、丸めた新聞紙でこすって汚れを落とします。
そのあと、乾いた新聞紙でこすることで、跡も残らずツヤツヤになります。
また、曇り止め効果もあります。
ホコリや汚れのついた網戸には、新聞紙を貼り付け、反対側から掃除機をかけるとキレイになります。

キッチンまわり
シンクは、アクリルたわしなどで汚れを取ったあと、新聞紙を使って水分を拭き取ります。
シンクだけでなく、水道も、丸めた新間で磨けばピカピカになります。
また、新間紙は、ニオイをとるはたらきもあるので、生ゴミなどは新聞紙に包んで捨てるのがオススメです。

玄関のタイル
タイルをほうきで掃いたあと、湿らせた新聞紙を小さくちぎってタイル全体に撒きましょう。
濡れた新聞紙に目には見えない小さなゴミや汚れがくっつくので、キレイに取ることができます。
撒いたあとは、ほうきなどで新聞紙をまとめるようにやさしく掃きましょう。
やさしく掃くことで、ホコリがたたず、キレイに掃除できます。


以上、身近にあるものを活用したエコなお掃除方法についてご紹介しました。

梅雨の時期は高温多湿のため、気分が落ち込みやすく、ストレスが溜まりやすいと言われています。
家の中を掃除して身の回りをスッキリさせることで、気分もリフレッシュしましょう!

ぜひ、参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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家に使われている素材『木』

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

暑い日が続いているので、皆さんお体にお気をつけてお過ごしください。

さて、今回は、これから家を建てようと考えている方に、ぜひ、読んでいただきたいお話です。

皆さんは、
世界にある家ってどんな素材でできているんだろう?
と、疑問に思ったことはありませんか?

世界の住宅で伝統的に使われている建築素材は、大きく分けて『』『』『』の3つあります。


日本で圧倒的に多いのは『』です。
つまり、木造の家です。


日本は海外に比べ、樹木が豊富にあったことも一因ですが、石も土も、豊富にあるのに何故、『』なのか。

それには理由がありました。

木の特性として、優れた機能である『調湿機能』があります。

もちろん、土にも調湿機能はありますが、構造上、土壁の窓は小さくなります。
窓が小さいと、光を取り入れるのが少し難しくなってしまいますよね。

その点、『』は柱と梁(はり)を組み合わせて作るので、窓も大きくとることができ、明るい環境を手に入れることができます。
窓が大きいと、風も入れることができるので、調湿機能にも、ひと役買ってくれるわけです。

杉の柱一本で、600mm以上(ビール大瓶程度)水分を吸収する能力があります。
6畳間ですと、柱が6本程度使われることになるので、かなりの量になります。


さらに、『』は木材になっても呼吸をしています。


その能力を最大限に生かすコツは、育った通りに、その木を使うことだそうです。

柱に使う場合は、木元を下にする
梁に使う場合は、木の背を、太陽が当たる上に向けるのが大原則です。


』を継ぐ場合も同じで、木元と木末を合わせて継ぎます。
※植物の導管をつなげるように


そもそも樹木たちは、自分から場所を移動することはありません。
(エクアドルの木は移動するそうです)

樹木のほとんどは、芽を出した環境に合わせて育ちます。
なので、材木になったとしても、その特性は健在です。

お風呂場や台所には、湿地で育った木
リビングには、日当たりの良い尾根の木が適しています。


「地元の木を使うほうが良い」と、言われているのも、地元で育った木は、その土地の気候、環境に適応しながら育っているからというのがあります。


』は、蒸し暑い日本の夏に相応しい素材です。


皆さんに、『』の家の良さを知っていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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普段からチェックしておきたい『住まいのチェックポイント』

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

家は長い年月使っていると、経年劣化などを起こすこともあります。
長年経った部分は、簡単な修理で対応できる部分もあれば、リフォームが必要となるケースもあります。
場合によってはライフスタイルの変化などを考慮し、建て替えを検討した方が良い場合もあるかもしれません。
大事な住まいで長く快適に過ごすためには、普段からチェックしておくことが大切です。

そこで、今回は、普段からチェックしておきたい『住まいのチェックポイント』についてご紹介いたします。

ぜひ、参考にしてみてください!

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住まいのチェックポイント

◇ 屋根のチェックポイント ◇
・屋根にサビが出ている
・地震対策のために屋根を軽量化したい
・屋根瓦の破損、ズレがある
・屋根を張り替えたい
・雨漏り対策をしたい
・漆喰の割れなどが見受けられる

◇ 外壁のチェックポイント ◇
・外壁にカビやコケの汚れ、変色がある
・サイディングのコーキングが劣化している
・塀に亀裂がある
・外壁の模様替え、再塗装の時期にきている

◇ 基礎土台のチェックポイント ◇
・基礎の酸化現象の有無
・基礎の腐れ・白アリ・割れ・傷が心配

◇ 外装周り・エクステリアのチェックポイント ◇
・樋の外れ、割れ、水漏れがある
・サッシのすべりが悪い
・サッシを断熱・防音仕様にしたい
・バルコニーやガレージにサビが出ている
・防犯対策をしたい
・門扉に変色がある
・ブロック塀に破損箇所がある

◇ 内装のチェックポイント ◇
・天井に剥がれ、シミ、たわみがある
・壁に割れ、浮き、結露がある
・床に浮き、シミ、傾斜がある
・床、廊下がフカフカする
・壁が薄く、冬が寒い
・床暖房にしたい
・部屋を改装したい

◇ トイレのチェックポイント ◇
・便器の交換
・便器のガタつき、水漏れ
・ペーパーホルダーの修繕と設置
・シャワー付きトイレへの変更
・トイレの改修工事

◇ キッチン・ダイニングのチェックポイント ◇
・キッチンが狭い・収納がない
・システムキッチンに交換したい
・流しのつまり、水漏れなど
・流し台の修繕
・キッチン・ダイニングの改修工事

◇ 浴室・洗面所のチェックポイント ◇
・浴室のタイルや目地の剥がれ・割れがある
・浴室をバリアフリーに改修したい
・給湯器を交換したい
・浴槽の湯垢、汚れが目立つので何とかしたい
・浴室暖房、浴室乾燥機をつけたい
・浴室を全面改装、ユニットバスにしたい
・洗面台をシャワー付き洗面化粧台に変えたい
・その他浴室・洗面所の改修工事


いかがだったでしょうか。

これらの中には、放っておくと、どんどん悪化してしまうものもあります。
今の住まいを大切に使うことはもちろん、これから家をご検討される方は、どこに注意して建てるかを一緒にご相談させていただいています。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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知っておきたい!水害に備えた家づくり

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

春もあっという間に過ぎ、梅雨入りの季節になりました。
釜石市の気温も30℃を超える日があったり、夏を感じるような暑い日が増えてきました。
皆さん、お体には十分気をつけてお過ごしください。

さて、今回は家づくりを考えている方にぜひ、知っていただきたいお話です。

家づくりにおける、地震や洪水などの自然災害へ向けた対策について、お客様から伺うことが多くあります。

そこで、今回は『水害に備えた家づくり』についてご紹介いたします。


大切なのは、家を建てる際には、洪水や浸水といった水害もけっして「自分には関係の無いこと」と思わず、水害による被害をどう避けるかといったことも、しっかりと考えておくことです。


家を建てる際の代表的な水害対策としては、盛り土があります。

盛り土とは、敷地全体に土を盛って、敷地自体を高くすることです。
敷地自体を高くすることで、浸水といったような水害被害に対する安全性が高まります。

家を建てる土地が、周囲の家や道よりも低くなっている場合には、ぜひやっておくべき工事です。

しかし、住宅地などでは、隣の家の日当たりを妨げないように屋根の高さの制限があったりもしますので、敷地の高さを上げるのにも限度はあります。

また、盛り土は土なので、地盤が弱い所では、逆に、重みで沈んでしまう原因となってしまう可能性もあります。

河川に近い場所などは、地盤の弱い低地であることが多く、盛り土をして家を建てる際は、その土地の特性と周囲の状況をよく考慮する必要があります。


他の水害対策としては、家の床を高い構造にする、という方法もあります。

住宅の基礎の部分を通常よりも高くすることで、家自体を高くします。

家を建てる時は、まず、コンクリートなどで基礎を作ります。
この基礎を通常よりも高く作ることで、洪水が起こってしまった時などに、床上まで浸水してしまうのを防ぐことができます。

しかし、基礎を高くして床を高くする構造の場合、床上浸水は防ぐことができても、床下浸水の可能性は十分にあります。

この、床の高い構造は、水害対策以外にも、湿気対策としても有効です。


また、「床上浸水」と「床下浸水」の違いは、
家の床下までの浸水で留まったのか
家の床の上まで浸水してしまったのか
というものです。

床上浸水の場合は、床下浸水と比べて、被害ははるかに大きくなります。

被害額は床下浸水の7倍にものぼると言われ、2階まで浸水してしまった場合などは、建て替えを視野に入れなければならない場合もあります。

床上まで浸水してしまうと、水に浸かった部分や物は、洗ったとしてもひどい臭いが取れず、床置きの電化製品や家具をはじめ、壁紙やクッションフロアなども交換や張り替えが必要になる場合が多いです。


そのため、エイワホームでは、家づくりの相談をする際には、建築場所と家の床の高さなどを加味しながら、お話しを進めさせていただいています。

ぜひ、家づくりの参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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カーテンのお手入れ方法

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、『カーテンのお手入れ方法』をご紹介いたします。

カーテンの汚れのほとんどは、空気中のホコリなどが原因と言われています。

特にこの季節は、花粉や砂ぼこりなどがあたたかい空気に乗ってお部屋に入ってきやすいため、こまめなお掃除が必要になります。

そこで、カーテン・ブラインド・布製ロールカーテンの3つのお手入れ方法をご紹介いたします。
ぜひ、参考にしてみてください。

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カーテン
・普段のお手入れ方法
ヒダの折り山や裾の裏側などは特にホコリがたまりやすいです。
そのため、日頃のメンテナンスとして、毎日開け閉めすることも大切です。
汚れが付いてしまった場合は、ぬるめのお湯で叩くように拭きましょう。
※漂白剤や消毒剤などは、変色・脱色の原因となるので使用しないでください。

・洗濯方法
家庭の洗濯機で洗うと、縮んだり、風合いが変わることがあります。
そのため、必ず洗濯表示(取扱絵表示)を確認して洗うようにしましょう。
脱水後は、カーテンレールに付けて乾かします。
吊った後、全体を軽く下に引っ張り、寸法を合わせましょう。
全面を手で叩いてシワを伸ばすと、乾いたときに、ある程度シワを防止することができます。
※乾燥機の使用は、寸法や色合いが変化してしまうこともあるので避けましょう。


ブラインド
・普段のお手入れ方法
小型のほうきや羽ハタキなどを使って、ホコリを落としましょう。
キッチンなどの油気の多い場所の場合は、やわらかい布でこまめに拭き取るのも効果的です。

・お掃除方法
基本的なお掃除方法は、ホコリやこびりついた汚れを乾拭きしたあとに、水拭きし、自然乾燥させます。
雑巾で拭く時は、羽根が折れないように気をつけましょう
羽根を閉じ、裏にダンポールやベニヤ板などの薄い板状のものを当てて拭くと、羽根が折れず、力を入れて拭くことができます。
水拭きしたあとは、ブラインドを降ろした状態で自然乾燥させましょう。
※木製の場合は、洗剤は使わずに乾拭きしましょう。


布製ロールカーテン
・普段のお手入れ方法
水洗いできないタイプは、ハタキやハンディモップなどでホコリを落とし、日常的なお手入れを心がけましょう。
※濡れた雑巾などで拭くと、シミ、しわの原因となってしまうため避けてください。

・洗濯方法
洗う前に、生地に付いている洗濯表示(取扱絵表示)を必ず確認し、その指示の通りに洗濯をしましょう。
ウォッシャブルマークの付いた生地であれば、洗うことができ、アイロンがけも可能です。
洗濯機で洗う時は、キレイにたたんで洗濯機に入れるのではなく、ぐしゃぐしゃのまま入れてください。
たたんでしまうと、折りジワが残ってしまうことがあります。
脱水はせず、軽く水切りしたあと、物干しなどに引っ掛けて自然乾燥させましょう。


以上が、カーテンのお手入れ方法になります。

お手入れ方法を知って、快適なお部屋づくりをしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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知っておきたい!「地鎮祭とは?」

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、これから住まいの着工の予定がある方、もしくは今から家づくりの事を始める方にぜひ、読んでいただきたいお話です。

家づくりの工事の着工の際におこなう儀式として、『地鎮祭』があります。
意外にその歴史や詳細については知らない方が多いのではないでしょうか?

そこで、今回は、『地鎮祭』についてご紹介いたします。

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地鎮祭とは?
建物を建てる際や土木工事をおこなう際、工事中の安全や建築物が末永く建っていることを願う儀式です。

土地の守り神である産土大神、
地を守護する神である大地主大神、
土を守護する神である埴山姫大神をまつります。

地鎮祭はその名の通り、「地を鎮める、落ち着かせる」という意味があります。
また、「とこしずめのまつり」と読む場合もあります。

地鎮祭の歴史はとても古く、弥生時代の高床式建物の柱から、勾玉が出土した記録があります。
また、『日本書紀』に西暦690年に藤原京を鎮めまつらせたという記述があります。

その藤原京などの歴史的建造物からは、古代での地鎮祭で捧げられてきた品が数多く発掘されています。
当時はお金やガラス玉、金箔、水晶などの貴重品が捧げられていました。
これらは土器に入れられ、敷地の中央や四隅に掘った小さな穴に埋められました。
また、稲や麦、大豆など穀物も供えられていたようです。

現在の建築儀礼として、地鎮祭が広く普及していったのは、江戸時代後半のことです。
江戸時代後半には民家の建築技術が向上し、一般の庶民も家へのこだわりを持ち始めるようになりました。
家の方角や間取りが家族の吉凶を左右するという「家相」の考え方が人々に広まるなど、人々の家への関心が高まるとともに地鎮祭は定着し、広まっていきました。


地鎮祭の内容
地鎮祭の祭場は、一般的に土地の中央を使用します。
清浄な場所を示すための斎竹(いみだけ、葉のついた青竹)を四隅に立て、注連縄(しめなわ)を張ります。
その中央に神籬(ひもろぎ、榊に麻と紙垂をつけたもの)を立て、そこに神様をお呼びします。

祭儀は、一般的に以下の流れでおこなわれます。

① 修祓の儀(しゅばつのぎ)
祭壇、土地、参列者を祓い清めます。

② 降神の儀(こうしんのぎ)
神様をお迎えします。

③ 献饌(けんせん)
神様にお供え物を捧げます。

④ 祝詞奏上(のりとそうじょう)
お祈りの詞(ことば)を神様に捧げます。

⑤ 四方祓(しほうはらい)
土地の四方を祓い清めるために、四隅に塩・米・白紙を撒きます。

⑥ 地鎮行事(じちんぎょうじ)
地鎮祭の中でも最も重要な行事で、土地の神様を鎮めるための祈願をします。
鍬(くわ)や鋤(すき)などを持ち、初めて土地に鍬や鋤を入れます。
そのあと鎮め物をします。

⑦ 玉串拝礼(たまぐしれいはい)
祭壇の前に立ち、玉串を捧げ、工事の安全をお祈りします。

⑧ 撤饌(てっせん)
お供え物をお下げします。

⑨ 昇神の儀(しょうじんのぎ)
神様をお送りします。

以上が祭儀の一般的な流れです。


地鎮祭の歴史は長く、日本人の自然や土地の神への深い信仰心が現れている儀式です。
最近は簡略化、省略が増えてきましたが、着工する際に参考にしていただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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知っておきたい!「木造住宅は火事に強い?」

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。


今回は、木造住宅と火事についてのお話です。

木造住宅とは、柱や梁など家の骨組みとなる構造部分を木材で造った住宅のことです。

住宅の構造には、木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなどの種類があり、日本では古来より、多くの建物が木造で建築されてきました。


皆さんは、住宅と聞くとどんな構造をイメージしますか?


お客様とのお話の中で住宅のイメージとして多くあげられるのは「木造住宅」「鉄骨住宅」です。

木造は、「火事に弱い」「燃えやすい」というイメージを持つ方が多いようです。
鉄骨は炎を近づけても燃え上がることがないので、柱や梁などの骨組みに鉄骨が使われている鉄骨住宅は、火事のときも安心と考えている方が多いようです。


しかし、実は、「木造住宅は火事に強い」と言われています。


「木造住宅は燃えやすい」というイメージは根強いですが、木造住宅には、火事が起きた時に燃えて崩れるまでの時間がかなり長いという特性があります。

同じサイズの木と鉄に、住宅と同じような荷重をかけながら燃やすと、鉄は5分後には強度が元の半分以下になります。
さらに、10分後には元の強度の20%程度になり、荷重で曲がってしまいます。

しかし、木は10分間燃やし続けても表面が炭化するのみで、内側までは燃えずに80%程度の高い強度をキープします。
燃えた木の表面が炭化すると、それがバリアのような役目を果たし、内側の部分に炎によるダメージが到達しにくくなるためです。

この性質のおかげで、木は燃えても、一気に強度が下がるということがないため、万が一の火事の時でも、避難のために十分な時間をかけられます。

崩れ落ちる前に消火ができれば、被害も最小限におさえることができます。

さらに、木造住宅は有毒ガスの発生量が比較的少ないです。

火災の時に家が燃えることによって発生した有毒ガスが原因で、意識喪失が起きる事故は多いです。
一酸化炭素のほか、塩化水素やアンモニアといった有毒ガスを吸い込み、意識を失ってしまうことが火事の恐ろしさの一つです。

木造住宅は自然素材なので、火災時の有毒ガスの発生をおさえることができます。
もちろん、木が燃えることで一酸化炭素や二酸化炭素は発生しますが、自然の素材である木材は、人工素材に比べ、有毒ガスの発生量はかなり少なく、火事が起きたときの意識喪失を防ぎやすいです。

ただし、注意しておきたいのが、木造住宅がいくら火事に強いといっても、木材が炭化するほどの火事が起きてしまった場合、その住宅にそのあと住み続けるのは難しいということです。

木造住宅のメリットはあくまで、火事が起きてから、家の耐久性が落ちて崩れ落ちるまでの時間が長く、十分な避難時間を稼げるという点です。

また、同じ木材でも工法によって耐火性は大きく変わります。

火事に遭わないよう、火の取り扱いに十分気をつけることも、もちろん大切です。


木造の家は、火事に遭ったときでも十分な強度を保ってくれるという大きなメリットがあります。
万が一の火事に備えて、木造住宅を建てるということを私たちはご提案しています。

ぜひ、参考にしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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家づくりに「思い込み」は禁物 ?!

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

釜石市内の桜も咲き始め、本格的に春の訪れを感じます。
満開の桜並木を見るのが楽しみですね。


今回は、楽しく家づくりをおこなうために知っておきたいお話です。

家づくりをしている中で、決めないといけないことが沢山あります。
間取りを決め、
予算を決め、
土地を決めてなど、
このほかにも盛り沢山です。

いつ建てるのがベストなのか?
どんな家がいいのか?
予算はどれくらいなのか?
どこの場所で建てるのか?
どこの会社に頼むのか?

ネットや本、友人や知り合いからのアドバイス、住宅会社からの提案などを通して情報を得て、決めていきます。

しかし、たくさんの情報が溢れています。

何が間違っていて、何が正しいのかを判断することが難しく、思い込みで決めてしまうこともしばしばあるかと思います。

ニュースや本などに出ている言葉で「アンコンシャス・バイアス」というものがあります。

これは、無意識(アンコンシャス)の偏見や思い込みという意味の言葉です。

自分自身の過去の経験や見聞きしたこと、知識や価値観などから、本人では気づかないうちに偏ったモノの見方をしたり、「きっと、こうだ」と思い込みをしてしまうことで、誰にでもある現象です。

この現象が原因で、判断を誤って失敗をしてしまうことがあるかもしれません。


具体的にイメージできるように、例をご紹介いたします。

家づくりで、まず住む場所を決めないといけないと思い込み、土地を探す。
そこから、間取りを決めて、どんな仕様にするのかを決めていきます。
しかし、住宅ローンが通らなかったり、総額予算が合わなかったり、
家づくりがなかなか進まない...

家づくりの順番を土地からと思い込んで考えた結果、建物そのものの予算を度外視したため、結局、振り出しに戻ってしまうということがあるかもしれません。

これは一つの例です。
土地探しからおこなうことが悪いということではありません。
土地が無いエリア、地価が高いところを検討する場合や、住む場所を第一優先に考えた場合は効率的に進めることができます。


また、思い込みは悪い結果を産むだけのものでもありません。

一度家を建てたことがあり、過去の経験から、その思い込みによって正しい判断をおこなえることもあるかと思います。

どこかに思い込みがないか、考えてみることで自分自身とまた家族としっかり向き合って、判断することが大切です。

家づくりは、一生に一度と言われることもありますが、そもそも本当に一生ものなのか?

言葉の意味をそのまま鵜呑みにすることなく、それが事実なのか、解釈なのかを考えてみると、新しい気づきがあるかもしれません。

思い込まず、縛られることもなく、自由な発想で、楽しく家づくりをおこないましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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