暖かい家を作るために必要な断熱性能とは?

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

寒さが厳しくなってくるこの季節、家の中で過ごす時間がますます大切に感じられますね。

家を建てる際に重視されるポイントはたくさんありますが、近年では「住み心地」がさらに大切にされているようです。

「住み心地」と一口に言っても、その要素は様々です。
例えば、
・生活動線が考えられている
・収納が豊富で便利
・ライフスタイルの変化に対応できる
・自分好みのデザイン
・快適な屋内環境
などなど...

この中から今回は、「屋内環境」を快適にする方法についてご紹介します。

どんなに見た目のきれいな建材や設備を使っても、夏は暑く冬は寒い環境では、住みやすい家とは言えません。
暑さ寒さ、湿気や乾燥などを防ぎ、快適な環境を作るための大切な要素が断熱性能です。

断熱性能とは?
「断熱」とは、文字通り「熱を断つ」ことを意味します。
断熱性能の低い住宅では、夏は外の熱気が家の中に侵入し、冷房の効きが悪く、冬は暖房で暖めた空気が壁や窓などの開口部から外に逃げてしまうため、「夏は暑く、冬は寒い家」になってしまいます。

しかし、断熱性能を高めることで、外気の影響を受けにくくなり、少ない冷暖房エネルギーで快適な室内温度を維持できます。

また、外気の影響を受けにくいということは、窓際や廊下などとの温度差が少なくなり、家の中の移動が寒くて辛いといったことも減ります。


断熱性能を高めるメリット
断熱性能を高めることには、たくさんのメリットがあります。
・冷暖房費が安くなる
・健康を守れる
・家が長持ちする

など多くの効果が期待できます。
これらのメリットが積み重なり、快適で経済的な暮らしを支えてくれるのです。


では、実際に断熱性能を高めるためにはどのような工法があるのでしょうか?


断熱性能を高める施工方法
主に2つの方法があります。
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

1. 充填断熱工法
躯体(壁)の中に断熱材を充填する方法。

・メリット
経年劣化が少なく、耐熱性能が安定している。
外張断熱工法と比べ、同じ性能であれば比較的安価に施工できる。

・デメリット
施工時に注意が必要。
構造物や断熱材の接触部分に隙間ができると、断熱効果が下がってしまう可能性がある。


2. 外張断熱工法
躯体(壁)の外側に断熱材を張る方法。

・メリット
施工後の確認がしやすい。
躯体の外側で断熱材が途切れることなく連続しているため、熱損失がない。
躯体の内側が空洞になるため、配線を隠すことができる。

・デメリット
建築費が比較的高価になる。
経年劣化しやすい点がある。

断熱性能を高めるための工法や素材には、それぞれメリット・デメリットがあります。

家を建てる際には、これらの特徴をよく理解し、自分の家に最適な方法を選ぶことが大切です。

ぜひ、家づくりの参考にしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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家事ラク動線で快適な家づくり

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

最近、雑誌やテレビで「女性が快適に過ごせる○○」や「家族で楽しめる○○」といった特集をよく見かけます。
どれも、「その人にとっての過ごしやすさ」を大切にしたアイデアが満載で、見ているだけで参考になりますよね。

家づくりにおいても、「住む人がどれだけ快適で心地よく過ごせるか」を考えることがとても大切です。

特に子育て中のご家庭では、料理、掃除、洗濯、育児と日々忙しく過ごされている方が多いと思います。
そんなママやパパが、少しでも楽に、そして家族みんなが快適に過ごせる家づくりができたら素敵だと思いませんか?

そこで今回は、毎日の家事をもっと効率的に、そして楽しくできる間取りの工夫『家事ラク動線』をご紹介いたします。


家事ラク動線とは?
家事をしていると、意外と動きが多く、「もっと効率よくできないかな?」と思うこと、ありませんか?
そのために、重要なのが「家事動線」です。

例えば、
・買い物から帰ってきたら、両手に荷物を抱えながら冷蔵庫まで運ぶ。
・洗濯をして干すとき、洗濯物を持ってベランダや物干し場まで行く。
・ゴミをまとめて、外に出すため何度も行き来する。

など、AをしたらBをするというルートがあります。
『家事ラク動線』は、こうした日々の動きをスムーズにして、家事をもっと楽に、効率的に進められる間取りの工夫です。


家事ラク動線の間取り例
具体的にどんな間取りが『家事ラク動線』につながるのでしょうか?
いくつかの例をご紹介いたします。

1. 勝手口&パントリーで買い物片付けがラクラク!
買い物から帰ってきたら、勝手口を通ってすぐ隣のパントリーへ。
荷物をその場で片付けられるので、冷蔵庫までの移動がラクになり、家事のスタートがスムーズです。

2. キッチン→ランドリールーム→バルコニーの一直線動線
キッチンの隣にランドリールームを配置し、そこからそのままバルコニーに出られる設計なら、洗濯物を持って家中を移動する必要がありません。
移動時間が短縮するだけでなく、作業効率が格段にアップします。

3. 子どもを見守りながら安心して家事ができるレイアウト
リビングやキッズスペースを家事動線の視界に入れることで、子どもの様子を見守りながら安心して家事が進められます。
家族とのつながりを感じられる動線は、ママやパパの安心感を高めてくれます。


このように、家事動線を工夫することで、日々の家事が効率よく進むだけでなく、家族と過ごす時間が増えるなど、毎日の暮らしにたくさんの嬉しい変化が生まれます。
さらに、子どもが家事を手伝いやすくなり、自然と「お手伝い」が育つ環境ができます。
また、家族全員のコミュニケーションの向上にもつながります。

『家事ラク動線』は、日々忙しく過ごすママやパパをサポートする家づくりの一つのアイデアです。
「家事を楽にする」という視点で間取りを考えることで、家族みんなの暮らしがもっと快適に、そして楽しくなります。

これから家づくりを考える方は、ぜひ『家事ラク動線』を取り入れてみてください。
家族みんなが笑顔になれる家づくりを、一緒に考えていきましょう!

ぜひ、家づくりの参考にしてみてください!


最後までお読みいただきありがとうございました!

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暮らしやすい間取りのポイント

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

朝晩の冷え込みが強まり、冬の訪れを感じる頃かと思います。
皆さん、体調にお気をつけてお過ごしください。

さて、今回は家づくりをお考えの方へ、『暮らしやすい間取りのポイント』をご紹介いたします。

住宅を新築する際に、多くの方が頭を悩ませるのが、間取りです。
そもそも、何から始めたらよいのか、悩んでしまうようです。

間取りは、家族のライフスタイルに合わせたものを作ることが大切です。
間取りについて考える前に、まずは、家族それぞれのライフスタイルや日常を振り返ってみましょう。

家族の人数や年齢、生活する時間帯、ペットの有無などによっても、使いやすい間取りは異なるため、「これが誰にとっても1番良い間取り」という正解はありません。

例えば、
リビングに階段を配した間取りは、「家族のコミュニケーションが取りやすい」と喜ぶ方もいらっしゃれば、一方で、「暖房効率やプライバシー面が気になる」と敬遠される方もいらっしゃいます。

家族のライフスタイルを見つめなおし、「家族一人ひとりの暮らしに合った良い間取り」を作ることが大切です。

基本的に、家で過ごす時間が長い方を優先して間取りを考え、必要に応じて部屋の優先順位を決めると良いでしょう。
使う時間の短い部屋などは優先順位が低く、予算や土地の広さの都合によっては諦める可能性も出てくるかもしれません。


では、どのようなところに気を付けていれば良いのでしょうか?


暮らしやすい間取りにするための具体的なポイントを見ていきましょう。


間取りを考えるときの大切なポイント

<採光>
部屋の配置は、採光を意識して決めると快適さが向上します。
一般的には、東西南北に適した部屋を配置することから間取り作りは始まります。
例えば、リビングは家族が長時間過ごす場所なので、南東に配置し、一日を通して気持ちの良い日差しを取り入れるようにすると良いでしょう。
一方、トイレや浴室などの水廻りは、日があまり入らない北側や西側に配置するのがオススメです。

<風通し>
自然光だけでなく、風通しの良さも住み心地に大きく影響します。
風が通り抜けられるように、できるだけ、1つの部屋に一直線で結べる対面した位置に窓を設置し、空気の流れを確保しましょう。
また、冷たい空気を取り込むために低い位置に窓を作り、温まった空気を逃がすために高い位置に窓を作ることで、外からの視線も防ぎつつ効率的に換気ができます。

<生活動線>
毎日の暮らしの快適さは「生活動線」によっても左右されます。
そのため、動線がスムーズになるよう間取りを工夫することがポイントです。
家族一人ひとりの日常の一日の動きや、使う部屋の順番とその部屋の中にいる時間を書き出して、情報を整理してみましょう。
さらに、子どもの成長や親の介護など、将来の家族構成の変化も考えておくことで、より長く快適に住める家が実現できるでしょう。

<家電・家具や外構>
間取りを考える際に、使う予定の家電や家具の寸法、配置も忘れずに検討しましょう。事前に考えておくことで、コンセントの位置や照明の位置、部屋の広さを適切に決めることができます。
また、玄関アプローチや庭、駐車スペースも、最初から考えておくことが大切です。
今は車を持っていなくても、将来的に車を持つ予定がある場合や、将来的に車の台数が増えた際にも対応しやすくなります。


このように、間取りは「今の暮らし」だけでなく、「将来の変化」も見据えて考えることが大切です。

ぜひ、家づくりの参考にしてみてください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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冬の寒さ対策~断熱リフォームとエコ設備で快適&省エネ生活~

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

秋になり、気温が下がってきましたね。
冬の寒さに備え、しっかりと寒さ対策を行うことが大切です。

そこで今回は、断熱リフォームとエコ設備を活用した寒さ対策をご紹介します。
断熱性能を向上させることで、エネルギー効率がアップし、光熱費の削減だけでなく、環境保護にも貢献できます。

寒さ対策をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください!


窓・外壁・床下の断熱対策
1. 窓の断熱強化
家の中で最も熱が逃げやすいのがです。
断熱効果の高い二重ガラス複層ガラスにすることで、熱損失を大幅に削減できます。
さらに、枠やサッシを断熱性能の高い樹脂製木製にすることで、より高い断熱効果が期待できます。

2. 外壁と屋根の断熱改修
外壁や屋根に断熱材を施工することで、家全体の断熱性能を高めます。
これにより、冬の暖房効率がアップし、エネルギー消費を大幅に削減することができます。
再生素材自然素材の断熱材を使用すると、環境にも優しい断熱が可能です。

3. 床下の断熱強化
床下からの冷気を防ぎ、室内の暖房効率を高めるには、床下の断熱性能を強化することが効果的です。
特に床暖房を導入する場合は、断熱性能の高い床材を選ぶことが重要です。
これにより、室内全体の暖房効率が高まり、光熱費の削減が期待できます。


エコ設備で省エネを実現
1. 太陽光発電の導入
太陽光発電を導入することで、自宅の電力を自給自足でき、余った電力は売電することも可能です。
初期コストはかかりますが、自治体や国の補助金制度を活用すればコストを抑えられる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

2. 省エネ給湯器やエコキュートの導入
効率的にお湯を沸かすことができる省エネ型給湯器(エコキュート)を導入することで、ガス代や電気代の削減にもつながります。
エコキュートは空気の熱を利用してお湯を沸かすため、環境に配慮したエネルギー利用が可能です。

3. 断熱性能の高い換気システムの導入
家全体の空気を入れ替えるために換気は必要ですが、冷暖房の効率を低下させることもあります。
そこで、熱交換型換気システムを導入することで、室内の暖かい空気を逃がさずに換気ができ、快適な環境を保ちながら、省エネ効果を実現できます。


断熱施工で快適&光熱費削減
1. 初期投資と光熱費削減のバランス
断熱リフォームや省エネ設備の導入には、初期投資が必要ですが、長期的な光熱費の削減で数年以内に回収できることが多いです。
特に、断熱施工や太陽光発電は、エネルギー消費を大幅に抑えるため、長期的な省エネ効果が期待できます。

2. 補助金の活用
省エネ施工には、自治体や政府からの補助金を活用できる場合があります。
事前に情報をしっかりと調査し、活用方法を確認することが大切です。
補助金を有効に活用してコストを抑えましょう。


環境に優しい断熱施工で、快適な冬を過ごし、持続可能な生活を目指しましょう!
ぜひ、この冬の寒さ対策の参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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安心の家づくり~知っておきたい!地震対策の基本~

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、家づくりを考えている皆さんに、ぜひ知っていただきたいお話です。
家の『地震対策』について、ご紹介いたします。

日本では地震が頻繁に発生するため、家を建てる際にはしっかりとした地震対策が必要です。

政府の地震調査委員会が発表している「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率マップ」なども参考にしつつ、安全な家づくりを考えましょう。


では、実際に大地震が起きた時、家はどのようにあるべきなのでしょうか?


安全性の目標として、以下の考え方があります。

安全性の3つの目標
1.「人命を守る」
建物の崩壊や倒壊を防ぐ。
家具などの転倒や火災の発生を防ぐ。

2.「財産・資産を守る」
個人・企業などが自ら保有する財産や資産を地震により損壊することを防ぐ。

3.「機能を守る」
建物固有の機能(生活・事業・社会的使命等)が停止することを防ぐ。


これらの目標を達成するため、現在では様々な耐震技術があります。

今回は、代表的な耐震技術3つをご紹介いたします。

代表的な耐震技術
1. 地震の揺れを耐える「耐震構造」
「耐震」とは、筋交いや面材を利用して建物の強度を高め、地震の揺れに耐える工法です。

建築基準法では、1923年の関東大震災クラスの地震に耐えられる強度を「耐震等級1」と定めています。

注意点としては、建物を固定して強度を向上させるため、実際に大きな地震が発生すると、固定部分にゆるみが生じることがあり、その結果として建物が傷んでしまう可能性があります。


2. 地震時の揺れを抑える「制震構造」
「制震」とは、エネルギー吸収体を住宅に配置することで、建物の揺れを抑える工法です。
この技術は、超高層ビルや橋にも採用されている最新の揺れ防止技術です。

注意点としては、この構造の特性上、地震の揺れが建物全体に伝わるため、土地の形状によっては建ぺい率ギリギリで家を建てることができない場合もあります。


3. 地震の揺れを伝えさせない「免震構造」
「免震」とは、地震の揺れを建物に直接伝えない技術です。
建物の基礎部分に免震装置を設置し、建物と地盤の動きを分離します。
これにより、地震の揺れを大幅に軽減できます。

公共施設や高層ビルなどで広く採用されており、地震対策として理想的な構造です。

注意点としては、建物が浮いている状態になるため、風の影響を受けやすく、他の構造に比べてコストが高くなる場合があります。


以上が耐震技術のご紹介となります。

また、耐震・制震・免震の各技術は、組み合わせることでより強固な地震対策を実現できます。
例えば、耐震+免震構造や、耐震+制震構造などです。


地震対策は、家づくりにおいて非常に重要な要素です。

どの構造が最適かというのは一概に決められるものではなく、地域の特性や建てたい家の設計、予算など、様々な要因を考慮して選ぶことが大切です。


私たちEIWA HOMEでも、釜石市周辺の地震リスクに対応した地震対策を取り入れた家づくりを行っております。

ぜひ、お気軽にご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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ダイニングテーブル選びのポイント

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、家具選びの際にぜひ、参考にしていただきたいお話です。
ダイニングテーブル選びのポイントについて、ご紹介いたします。


突然ですが、皆さんは家具にこだわりってありますか?

ウッド基調な家具
好きなブランド
モノトーンな色の家具
カラフルな色の家具を揃えている、など

それぞれにこだわりはあると思います。

特に、新しく家を建てるときは、建て主さんにも気合いが入ると思います。

ダイニングテーブル.jpg

なかでもダイニングテーブルは別格の存在。

毎日の食事だけでなく、
友人を招いたパーティーで囲んだり、
ちょっとした書き物に使ったり、

その家の中心として機能するだけに、選ぶ際は、より一層慎重になる方もいらっしゃると思います。

「ナラのムク板がいいかしら?」
「メープルを使った北欧風デザインも捨てがたいわね」などなど...
本当に悩みはつきませんよね。

でもちょっと待ってください!!

デザインばかり考えていますが、大きさは大丈夫でしょうか?


ダイニングルームは、住宅の中で1番人が集まる場所です。


それだけに、テーブルの周りには人が動けるだけの空間が十分に確保されていなければなりません。
どのようなテーブルをどのように置く予定かで、ダイニングルームの設計は大きく変わっていきます。

卓の高さや座の高さにも、いろいろな種類があります。

座の高さの例は、カウンター席やダイニングテーブルが挙げられます。
卓の高さの例は、座卓や掘りごたつがあります。

ところが、卓の高さと座の高さの相対的な差は、どんな高さの卓であろうとほぼ一定です。

この差を「差卓」と言います。

差卓は体格によっても微妙に異なります。

また、和食か洋食か(箸かナイフ・フォークか)によっても変わることがあります。

ただし、専門料理店でもない限り、差尺は270mm前後であると覚えておけば良いでしょう。


ダイニングテーブルの配置を設計段階で決めておくと、壁の設置もスムーズに進められます。

左右対称で壁を出すとバランスが取れた印象になりますし、一方の側だけに壁を作ることで、より個性的な空間を演出することもできます。

と、いうわけでダイニングの設計は、テーブル廻りの前後左右、そして上下の寸法を確保する必要があるのです。
これにより、快適に過ごせる空間が確保でき、食事の時間がより楽しいものになります。

ぜひ、参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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【住まいのダニ対策】高温多湿な環境に注意!

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

最近の住宅は気密性が高いため、一年中、快適な温度を容易に保ってくれます。
しかし、どんなに性能の良い住宅でも、きちんとお手入れしなければ、その良さも半減してしまいます。

快適な住宅は、実は、ダニにとっても快適な状態になっているかもしれません・・・
ダニの繁殖はできるだけ抑えておきたいですよね。

ダニはほとんど目に見えないので、予防や対策ができているのか不安に感じる方も多いかもしれません。


そこで今回は、『住まいのダニ対策の方法』をご紹介いたします。


ダニの死骸やフンを吸い込むと、アレルギー症状などを引き起こす恐れがあります。

ダニは高温多湿な環境を好むため、梅雨から夏は特に注意が必要です。
具体的には、温度は20~30℃、湿度は60%以上の環境と言われています。
また、ホコリなどのエサが豊富にある場所を好みます。


それでは、どうすればよいでしょうか。


まずはエアコンの除湿機能などを利用して、室内の湿度を60%以下に保ちましょう。
部屋全体の湿度を低く保つことで、ダニの繁殖を防ぐことができます。

また、定期的に窓を開けて風通しを良くするのも効果的です。


それから掃除機がけです。


床やソファなどの家具は、掃除機のパワーを強にして、1㎡あたり約20秒かけ、ダニやダニの栄養源であるホコリをじっくり丁寧に取り除きましょう。

掃除機をかけることで、吸い取られるだけでなく、一部は室内に舞い上がってしまいます。
掃除機をかけた後は、室内2か所の窓を開け、1時間ほどしっかりと換気をします。

フローリングは掃除機をかけるとホコリが飛散しやすいため、雑巾やモップで拭き掃除をすることをオススメします。

毎日のお掃除の仕方でも、ほんの少し意識するだけでダニの繁殖を抑えることができます。


次に、ダニの温床となりがちな寝具。


布団は、天日干しが有効です。

夏は紫外線が強く、熱がこもりやすいので、片面1時間を目安に裏表まんべんなく日に当てます。
干した後は、片面40秒ほど掃除機をかけておくことで布団に残ったダニの死骸を取り除けます。

マットレスなど、外に干せない場合は、布団乾燥機などを活用するのも良いでしょう。

シーツや毛布、枕カバーなどの自宅で洗濯ができるものは、週に1回を目安に洗いましょう。
洗濯することによって、ホコリなどのダニのエサになるものが除去され、ダニが住みにくい環境になります。


また、クローゼットや押し入れの中も心配ですね。


クローゼットやタンスに入れっぱなしの衣類は、年に1~2回、風をあてて湿気をとる「虫干し」をしましょう。

虫干しのタイミングは、2~3日晴天が続き、空気が乾燥している10~14時の間です。
風通しのよい日陰で2~3時間干しましょう。

特に、たまにしか着ない礼服などはカビも心配ですね。
しっかりチェックしておきましょう。

衣類を干している間は、クローゼットや押し入れの扉も開けっ放しにして、風を通し、中の空気の入れ替えをしましょう。

また、クローゼットの中に溜まった汚れも掃除しましょう。
綺麗にして、ダニを寄せ付けない環境にすることが大切です。

クローゼットや押し入れに防湿材を入れておく場合は、衣類の下のほうに設置しましょう。


以上、住まいのダニ対策の方法についてご紹介しました。

ダニの対策のポイントは、乾燥高熱です。
また、ダニの死骸やフン、ダニのエサなどを残さないために掃除機をかけることも大切です。

こまめなお手入れで、快適な暮らしを楽しみましょう。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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家の暑さ対策~お部屋をさらに涼しくするための一工夫~

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今年は猛暑が続いていますね。
皆さん、熱中症だけでなく、室内と屋外の温度差による体の不調にもお気をつけてお過ごしください。

さて、今回は、家の暑さ対策として、お部屋をさらに涼しくするための一工夫を4つご紹介いたします。

お部屋の中の風通しの改善や直射日光の遮断、涼を取り入れる工夫をすることで、過ごしやすいお部屋に変わります。
また、節電にもつながるので、お財布にも優しい暑さ対策になります。

ぜひ、暑さ対策の参考にしてみてください!


~お部屋をさらに涼しくするための一工夫~

風の通り道
お部屋の空気の循環が悪いと、熱がこもってしまい、お部屋が暑くなります。
お部屋の対角にある2ヵ所以上の窓を開けて、風の通り道をつくりましょう。
この時、風の入り口を小さく、出口を大きく開けておくことで、風の流れが早くなり、さらに涼しくなります。
窓が1ヵ所しかない場合は、部屋のドアを開ける、または、扇風機や換気扇を使って風の流れをつくりましょう。
扇風機は、窓の外に向けて置くのがベストです。


家具の配置を変える
家具の配置によっては、風の流れが遮られることがあります。
大きな家具の置き場に気をつけ、熱がこもらないようにしましょう。
お部屋の空気の流れを可視化するために、線香などをたいて煙の動きをチェックする方法もあります。


冷却効果のあるグリーンカーテン
グリーンカーテンは、ツル性の植物をカーテン状に育て、窓や外壁などを覆うことで、日差しを遮ります。
植物の蒸散作用で打ち水と同じ冷却効果を得ることができます。
また、節電・省エネ効果も期待できます。
ゴーヤやキュウリなどの場合は、野菜を収穫することもできて一石二鳥です。
育てる際は、大型プランター1つにつき2株を目安に、水を切らさないように様子を見ながらたっぷり与えましょう。


涼を感じるアイテムを取り入れる
・肌で感じて涼しい素材
肌触りや風通しが良い、涼しい素材の服や寝具にしてみましょう。
リネン(麻)やコットン(綿)など、ヒンヤリとした気持ちいい肌触りの素材がオススメです。
また、ラグには、いぐさもオススメです。

・目で見て涼しいインテリア
カーテンやベッドカバーなどを白やブルーなどの寒色系の色でまとめると、目で見て涼しく感じることができます。
また、ガラス製の小物で透明感やヒンヤリ感を演出するのも、涼しく感じることができてオススメです。

・耳で聴いて涼しい風鈴
風鈴の美しい音色は、耳で涼を感じられる夏の定番アイテムです。

・体感温度を下げる香り
ペパーミントやレモン、ライムなど、爽やかな香りのミストやアロマオイルで体感温度を下げる効果が期待できます。


以上、お部屋をさらに涼しくするための暑さ対策についてご紹介しました。

猛暑が連日続いているため、熱中症の危険があるような時はエアコンが必須ですが、少しでも涼しく快適に過ごせたら嬉しいですよね。

ぜひ、参考にしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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知っておきたい!「尺貫法」「メートル法」とは?

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

今回は、家づくりを考えている方にぜひ、知っていただきたいお話です。
家づくりでよく使う『尺貫法』『メートル法』について、ご紹介いたします。

家づくりで間取りを考える際などに、よく耳にする言葉に『』『(すん)』『(しゃく)』『(けん)』があります。

これらは、長さや幅をあらわす単位です。

「部屋の広さは◯㎡」など、このような表記がよく見られると思います。

現在、一般的に使われているのは『メートル法』と呼ばれるものです。
これは法律でも義務つけられており、取引上の計量には国際基準であるメートル法を用いることとされています。
そのため、建築業界も図面上の寸法や面積の表記はすべてメートル法となっています。

ですが、実際の建築現場に行くと、職人の方たちが
「1寸5分(いっすんごぶ)」や
「3尺5寸(さんじゃくごすん)」など
「寸」「尺」「間」といった単位を使われています。

この「寸」「尺」「間」は、かつての日本独自の単位で『尺貫法(しゃっかんほう)』と呼ばれています。

なぜ、昔の単位が使われているのでしょうか?

それは、人の体にフィットするような柔軟性が秘められているからです。

起源から見てみると、その秘密が分かります。
メートル法の起源は1791年に、地球の北極点から赤道までの子午線弧長の1000万分の1として定義されています。
つまり、メートル法は地球を基準とした単位だったのです。

それに対し、尺貫法は人の体を基準とした単位です。
1寸は手を広げたときの親指と中指の先の長さ、
1尺は肘から手首の間にある尺骨と呼ばれる骨の長さ、
1間は人の身長を基準としています。
こちらは諸説ありますので気になった方は調べてみてください。

この人の体を基準とした尺貫法の最も分かりやすい例が、畳です。
畳の単位は、「1畳(いちじょう)」と呼ばれ、この『(じょう)』という単位は縦6尺、横3尺となっています。
古来より「立って半畳、寝て1畳」と言われており、このサイズが人間の動きに最低限必要な寸法と言われています。

この畳の横幅の3尺が、家づくりの基準となっています。
3尺はメートル法に変えると910mmです。

家の設計図を見ると、この3尺を基準として作られていることが多いです。
柱と柱の間の長さ、部屋の間取りなどがこの3尺の倍数になっていることが多いです。

また、浴槽(ユニットバス)やトイレ、キッチンなどの設備や機器も3尺(910mm)に収まるように作られていることが多く、効率よく配置されるようになっています。

「建材」と呼ばれる家を建てるために必要な材料も尺貫法であるものが多く、メートル法での建材より多く流通しています。
そのため、建材にかかる材料費をメートル法での建材より低く抑えられるといった利点もあります。

そんな建築業界以外では馴染みがなかった尺貫法ですが、今お住まいの家も尺貫法を基準としているかもしれません。

気になる方は、家のいろんな箇所を測ってみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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お風呂掃除のポイント

こんにちは!
EIWA HOMEの金浜です。

いつも使っているお風呂、気づかないうちに汚れがたまっていたりしませんか?
お風呂場は湿気が多く、汚れやカビが発生しやすい場所でもあります。

湯垢やカビが目立ってきてからお掃除をしても、頑固な汚れはなかなか落ちず、苦労する方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、『お風呂掃除のポイント』を汚れの種類別にご紹介いたします。
ぜひ、お風呂掃除の参考にしてみてください!

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ピンク汚れ
お風呂場の床や壁、排水口の周りがピンク色になっていたり、シャンプーなどの容器がヌメヌメしていたりすることはありませんか?
これは、ピンク汚れと言います。
カビだと思ってしまう方が多いようですが、実は「ロドトルラ」と呼ばれる酵母菌の一種が、目で確認できるほどにまで繁殖してしまったものです。

・お掃除ポイント
ピンク汚れは、除菌・殺菌することが最も重要です。
除菌成分配合の洗剤を使い、スポンジなどで擦り洗いをしましょう。
また、ピンク汚れは湿度の高い場所に発生しやすいです。
日頃から窓を開けたり、換気扇を回したりなど、空気の入れ替えをするようにしましょう。


黒カビ
黒カビは、正式名称「クラドスポリウム」という菌類で、石鹸カスや皮脂汚れなどの汚れを栄養源として繁殖します。
浴槽の縁(ふち)やゴムパッキンなどに根を深く張って潜んでいるのが特徴です。
発生した胞子を吸い込んでしまうと、喘息やアレルギーを引き起こす恐れがあるので注意しましょう。

・お掃除ポイント
黒カビは、水気を拭き取り、カビキラーやカビハイターなどの塩素系漂白剤を使って除去するのが効果的です。
しかし、塩素系漂白剤は強力な洗剤なので、掃除を始める前に商品に記載されている注意書きをよく読んでから使用するようにしましょう。
カビの範囲が広い部分には、一気に掃除できるスポンジを使い、範囲の狭いところは使い古しの歯ブラシを使うなど、カビの生えている範囲によって道具を使い分けることも大切です。
また、黒カビは塩素系漂白剤を塗った上からラップをかぶせ、パックすることで、さらに落としやすくなります。


湯垢
浴槽にお湯を入れたままにしておくと浴槽の縁に湯垢と呼ばれる汚れができます。
湯垢とは、石鹸カスや水カス、皮脂汚れなどが混ざってできたもので、ぬるぬるとした白い汚れです。
目に見えにくい汚れですが、ぬめりや浴槽が黒ずむ原因になります。

・お掃除ポイント
入浴後、お湯を抜かずに200mlのお湯に対して重曹40ℊ程度を混ぜ合わせ、一晩おきます。
お湯を抜いてから、スポンジに重曹を多めに取り、軽く擦ることで、湯垢をキレイに落とすことができます。


水垢
お風呂は水を多く使うため、どうしても水垢が溜まりやすい場所です。
水垢は、水道水に含まれるミネラルが結晶化し、こびりついたものです。
鏡や蛇口、シャワーヘッドなどによく見られます。
水垢は菌類の一種で、放置するとカビの原因となるため、こまめに掃除しましょう。

・お掃除ポイント
水垢は、アルカリ性の汚れなので、酸性洗剤が効果的です。
酸性洗剤に含まれている酢酸は、水垢や石鹼カスを分解して落としてくれます。
また、クエン酸や重曹を使う方法も効果的です。
スプレーして、スポンジで擦り洗いしましょう。
水垢がとれたらシャワーで洗い流して、水切りワイパーやタオルで水気をとりましょう。


お風呂場をキレイに保つためには、湯垢や水垢を防ぐことも大切です。
防ぐためのポイントは、汚れはその日のうちに落とす・水気はよく拭き取ることです。

ぜひ、参考にしてみてください。


最後までお読みいただきありがとうございました!

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